近年、日本でも震度５以上の大きな地震が多く発生するようになりました。地震による被害といえば、建物の倒壊、津波による流出を思い浮かべる方も多いかもしれません。
皆様にご注意いただきたいことは、火災保険では地震により発生した火災による損害は補償されないということです。
阪神淡路大震災のときは、木造家屋が多かった地域で火災が発生し、多くの建物が焼失しました。また、道路の寸断の影響等で消防車が消火活動を行うことができず、被害が拡大しました。
このような、地震を原因とした火災による建物の焼失は、地震保険に加入していなければ補償されません。
地震はいつ、どこで起きるかわかりませんが、起きたときの被害は甚大です。地震によって自宅が損害を受け、地震保険により一定の保険金が支払われるのと支払われないのでは、気持ちも大きく違います。地震保険にご加入いただき、万全の備えをされることをおすすめします。
《ワンポイントアドバイス》
地震保険は地震保険料控除の対象です。所得税（国税）は５万円、住民税（地方税）は２万５千円を限度に総所得金額等から控除されます。
